目次
はじめに
日本の会社には"飲み会"があるのが当たり前で、新人歓迎会、忘年会、新年会など、年に数回、部署や課単位での規模の大きな飲み会から、少人数で行う飲み会などがあります。
飲み会は業務時間外に行われるため、正直行きたくないと感じる人も多いでしょう。
- 行きたくない、面倒くさい
- みんな参加するから断りにくい
- 出世に影響すると困るので、仕方なく参加している
- お酒が飲めないので、まったく楽しくない
などなど、いろいろな意見があると思います。
本記事では、IT業界でシステムエンジニアとして約20年間働いている、管理人の経験から感じたことを記事しています。
この記事の結論を先に話すと
飲み会は参加したい人だけが参加すればよい
飲み会に参加したくない人は、参加しなくてよい(飲み会に参加しない人でも出世している人は沢山いる)
ただ"飲み会というツール"を活用している人は多い
なぜ会社の飲み会は面倒くさいのか?
飲み会は業務外に行われることです。なので仕事ではありません。
なのに会社の飲み会には面倒くさいマナーが多く存在します。
- 若手社員は「下座」、上司は「上座」に座る
- 目上の方が食べ始めてから食事に手を伸ばす
- 上司・先輩のグラスが空になったらお酌をする
- 大皿になったサラダや鍋料理があるときは、若手社員が取り分ける
などなど、他にもマナーが多く存在します。
なぜ業務外に「上司」のご機嫌を取らなければいけないのか。
ただ飲み会も変わってきています。飲み会を断る若手社員が増えてきています。
そして、上司が部下に気を使っている飲み会が増えてきています。
飲み会は参加したい人だけが参加すればいい
飲み会に参加している人は大きく以下に分類できます。
- 飲み会が楽しい
- 面倒くさいけど、参加してもいい
- 参加したくないけど、断れないから参加している
- 参加したくないから、断っている
- "飲み会というツール"活用している
「飲み会が楽しいから参加している人」と「参加したくないから断っている人」、この人たちは意思表示がはっきりしているので、分かりやすいですが、「面倒くさいけど、参加してもいい」「参加したくないけど、断れないから参加している」という人は、付き合いで参加している、日本人らしい考え方です。
会社の飲み会は業務外の行事です。参加したくないのであれば、無理に参加する必要はありません。
友人と飲みに行く感覚で、行きたいなら参加する、行きたくないなら参加しない、それでいいのではないでしょうか。
しかし"飲み会をツール"として活用している人が多くいます。仕事を円滑に進めるため、自分の人脈を増やすために"飲み会"というツールを上手に活用しています。
"飲み会"というツールを活用している人は多い
仕事を円滑に進める上で大切なことは「人と人のつながり」です。
例えば、仕事で大きな失敗をしたとき、上司や同僚と人間関係が良好な場合と、人間関係が良好ではない場合で大きく変わります。
人間関係が良好であれば、助けてくれるかもしれません。
例えば
自分の可愛がっている後輩や、仲の良い同僚がミスをしてテンパっているとき、あなたならどうしますか?
話を聞いたり、仕事を手伝ってあげたりするのではないでしょうか。
逆に名前も知らない(話したことがない)同僚がミスをしてテンパっているとき、あならならどうしますか?
名前も知らない話したこともない人です。相談に乗りたくても、話しかけづらいですし、仕事でミスをして悩んでいることにすら気づかないかもしれません。
"飲み会"に参加しなくても、良好な人間関係を構築できているのであればよいですが、そうではないのであれば、"飲み会"というツールを利用するのも一つの手段です。
「全く話したことがない人(知らない人)」 と「少し話したことがある人(知っている人)」では大きく違います。
小規模なプロジェクトであれば、一緒に仕事をしている人、全員と話したことがあるかもしれませんが、大規模なプロジェクトになると、名前を知らない人がたくさんいるはずです。
人のつながりは「今」だけじゃなく、「将来」につながることがあります。
20代のときにお世話になった人から、久しぶりに連絡がきて、新しい仕事につながる、なんてこともあります。
仕事を円滑に進める上で大切なことは「人と人のつながり」です。
"飲み会"に参加すれば、普段話せない人と話すことができる
今一緒に仕事をしていなくても、将来一緒に仕事をする可能性は十分にあります。
そのため、普段話す機会がない人と(別プロジェクトの人、課長職や部長職といった管理職の人など)コミュニケーションを取れるのは大きなメリットです。
面白い話をする必要はありません。「はじめまして」と挨拶をし自分の名前を覚えてもらう。これだけで大きな収穫です。
「人と人のつながり」の第一歩です。
いろいろな人を味方につければ、仕事を円滑に進められるはずです。