我が家には子供が2人います。そして上の子供は大学生です。
私立大学の学費は4年間で500万円(学部により費用は異なる)くらいかかります。交通費・生活費・学校外活動費用などを含めるともっとお金がかかります。
私は普段から家計簿をつけているのですが、子供を大学に入れることの大変さを痛感しています。共働きであればよいですが、そうでない場合、中小企業の給料では大学なんて入れないのでは?と思ってしまいます。
本記事では、大学生の子供を持ち、中小企業に在籍している私が日々感じていることを記事にしています。
目次
中小企業で子供を大学に入れることはできるのか?
私立大学の学費は学部により異なりますが、4年間で500万くらいかかります。
妻は大変なら子供の成長のためにも「奨学金」を使って子供に支払わせれば?といいますが、私はできれば「奨学金」を使って子供に支払わせたくないと考えています。
確かに子供に支払わせることは成長につながると思いますが、約500万円の返還ってさすがに酷なのでは?と感じてしまいます。(例えば1ヶ月に3万円返済した場合、500万円の奨学金を返すまで金利が0%だとしても13年11ヶ月、約14年かかります。23歳で返しはじめた場合、37歳で完済する計算です)
私は大卒です。大学に入ってよかったと思っていますが、子供には好きなことをやってほしいので大学に行かなくてもよいと思っています。ただ子供が大学に行きたいというのであれば、全力でサポートしたい、そう考えています。問題はお金です。
年収600万円では、生活がかなり厳しい
大学生の親になると40代や50代で、年収も600万円を超えている人が多いと思います。
ただ年収600万円では、生活がかなり厳しいです。
私は子供が高校生のときから大学に行きたいと話していたので、その資金を貯めるために「本業 + 副業」に励んでいました。副業の収入があるので、なんとか大学に通わせることができていますが、副業の収入がなかったらと思うと「ゾッと」します。
自分が大学に通っているときは、まったくわかっていませんでしたが、親になり、あらためて「子供を大学に入れるのって大変なこと」なんだと痛感しました。ほんと親に感謝です。
中小企業の給料で学費を払うことができるのか?
私は中小企業に勤めています。それプラス副業の収入があるので、なんとか子供を大学に通わすことができていますが、中小企業の給料だけで子供を大学に通わすことができるのでしょうか?有名企業や大手企業とは違い、中小企業の給料は高くありません。
もちろん出来ている人はたくさんいると思います。節約が上手な人だったり、貯金をするのが上手い人であれば、やりくりできるのかもしれません。また共働きであれば世帯収入が増えるので余裕ができます。
転職サイトdodaの集計では、IT業界の平均年収は次のとおりになっています。
引用元:doda「年収の高い職業は?平均年収ランキング」
- 20代:367万円
- 30代:495万円
- 40代:621万円
- 50代:694万円
この集計には有名企業や大手企業が入っているので、中小企業の平均年収はもっと低いと考えられます。
私は子供が中学生のとき、中小企業の給料に限界を感じ転職活動をしていました。(このまま中小企業に在籍していても大学の学費を払えるイメージが湧かなかった)
給料の高い企業に転職するか、副業するかで悩み、自由を手に入れるために本業以外で収入源を得たいと考え、副業を始めました。
高校3年生はお金(大学資金 + 運転免許 + 成人式)がかかる時期
大学に合格すると、さっそく「入学金 + 前期の学費」を支払います。
私も約80万円という大金を銀行で支払いました。
高校3年生はお金がかかります。大学の費用だけではなく、塾に通っているのであれば塾代がかかります。
また、運転免許が取れる年齢です。運転免許の取得には約40万円かかります。
さらに女子の場合、成人式の振袖を予約する時期です。(振袖の予約は1年前~2年前にするのが一般的)
とにかくお金がかかる時期です。私は大学資金のためにお金を貯めていたのですが、想像していたよりこの時期は貯金がなくなって、節約生活をしていました。
学資保険は入っていた方がよいのか?
大学に入学する時期(高校3年生の時期)はお金がかかります。
大学資金を貯められる人であれば、学資保険に入らなくても問題はないですが、そうではない人・自信のない人は、学資保険に入っておいた方がよいと思います。
高校3年生というお金のかかる時期に、まとまったお金が戻ってくるのはすごく助かることです。中小企業の給料でも、学資保険のような保険に入っていれば少し安心できます。
我が家は2人とも学資保険に入っていましたが、上の子供が中学生のときに家計が厳しく、上の子供の学資保険を解約してしまいました。そのため、大学資金を自分で貯める必要があり苦労しました。(学資保険も自分で貯めているのと同じですが、毎月強制的に引かれ、お金が必要な時期にまとまって返ってくるので助かる。)
下の子供の学資保険は解約していないので、上の子供のときみたいに「家計が厳しくなって解約する」、そうならないように気をつけたいと思います。
終わりに
本記事では「中小企業の給料では子供を大学に入れるのは難しいのでは?」という疑問について記事にしました。
中小企業の給料がもっと高くなるのが理想ですが、給料はなかなか上がりません。
- 給料の高い大手企業に転職する
- 副業する
- 中小企業に留まり日々節約し、学資保険などを活用する
- 共働きする
- 奨学金制度を利用する
いろいろな選択肢があると思います。
「子供を大学に入れる」、これはほんと大変なことです。
あたらめた親に感謝です。