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【現役エンジニアが語る】人見知りでも管理職になれる!昇進はできる!

2023年4月1日

僕は人見知りです。子供の頃から集団行動に馴染めず、友達も数えるほどしか作れていません。

妻の友達に「旦那 人間不信なの?」と言われたことがあり、衝撃的な言葉に驚きつつも「確かに、そうかもしれない・・・」と受け入れている自分がいました。

そんな人見知りの僕ですが、IT業界の中小企業で部長をやっています。

まつ
まつ

本記事では、学生時代から「人見知り」に悩み、40歳を過ぎても「人見知り」に悩んでいる、僕が考える管理職になるために必要なことを紹介しています。

コミュニケーション能力が低くても信頼を勝ち取れば評価される

コミュニケーション能力は高い方がよいです。それはわかりきったことです。

訓練すればコミュニケーション能力を高くすることは可能だと思いますが、「人見知り」にとっては非常に高いハードルです。

仕事は結果が求められます。「結果 = 評価」ともいえるので、コミュニケーション能力が高くなくても、結果を出すことにこだわれば管理職になることは可能です。

ただコミュニケーション能力が低い分、それをカバーする行動が必要です。

行動1:面倒な作業を快く引き受ける

快く受け入れる

仕事には次のような作業があります。

  1. やりがいがあり、やる必要がある作業
  2. やりがいがあり、やる必要がない作業
  3. やりがいがなく、やる必要がある作業
  4. やりがいがなく、やる必要がない作業

①の「やりがいがあり、やる必要がある作業」は人気であり、皆がやりたい作業です。

②の「やりがいがあり、やる必要がない作業」はやる必要がない作業なので、作業者の自己満足といえる作業です。

③の「やりがいがなく、やる必要がある作業」は皆が嫌がる作業であり、人気がありません。しかし「やる必要がある作業」のため、上司は誰かに仕事をお願いしなくてはいけません。

④の「やりがいがなく、やる必要がない作業」は、やるだけ無駄な作業です。

この①~④の作業を、仕事をお願いする上司目線で考えてみます。

まず①は誰にお願いしても引き受けてくれるので「適切な人に作業をお願いする」だけです。②は「別にやる必要はないが、部下がやりたがっているからやらせてあげよう」といった感覚だと思います。③は誰にお願いするか困る作業です。④はやる必要がありません。

このことから③の作業を「嫌な顔をせず、快く引き受けてくれる」人がいたら、上司にとって非常に助かる存在なのがわかります。

例えば、プロジェクト開発の現場では、各メンバーにタスクが割り当てられています。しかし大抵、スケジュールどおりに作業をこなすことができない人がでてきます。そうなると、その人の遅れを取り返すために、誰かに作業をお願いします。

自分の担当ではない作業をするのは嫌なことです。ならぜら仕事の量が増えるからです。同じ給料をもらっているのに、1.2人分や1.5人分の作業をするのは割に合いません。

自分の進捗管理だけではなく、プロジェクト全体の進捗を把握しておき、上司が困っているかな?と感じたときに

「私の作業は予定より3日早く終わるので、○○さんの作業手伝いますか?」

そんな言葉をかけると、上司は「非常に助かる」といってくれます。

また自分から上司に話さなくても、上司の方から「申し訳ないが、○○さんの作業を手伝ってもらっていいかな?」と話してくることがあります。そのときは「嫌な顔をせず、快く引き受ける」ことが重要です。

せっかく引き受けたのに、嫌な顔をしたり、グチグチ文句をいったら台無しです。

昇進を決めるのは上司です。昇進したいのであれば、上司に気に入られる もしくは 上司から信頼される必要があります。

コミュニケーション能力が低い人にとって、上司に気に入られるのは難易度が高いです。なので気に入られるのではなく、上司から信頼される関係性を築く(あいつに頼んだら大丈夫と思ってもらう)のが大切です。

グチグチ文句を言う人は信頼されません。

行動2:「イエスマン」になってはいけない

イエスマン

イエスマンとは、頼まれた作業を「はい、はい」と人の言いなりになる人ことです。

上司からの面倒を作業を「嫌な顔をしないで、快く引き受ける」ことが重要と話しましたが、イエスマンになるのとは違います。上司からの作業指示に違和感があれば、それを上司に話し誤りを訂正することも大切です。

上司はすべて把握してから作業指示しているとは限りません。上司の指示が間違っていることはよくあります。

例えば「○○をしたいからAをまとめておいて」と言われたとします。しかし○○に必要なものがBである場合、上司に「○○に必要なものはAではなくBではないでしょうか?なぜなら・・(証拠を説明)・・だからです。」としっかり説明することが重要です。

イエスマンの場合は、上司が言ったことは絶対に正しいという固定観念から○○について調べることはせず、Aをまとめる作業をしてしまいがちです。

上司からの指示が正しいかどうか、しっかりと判断した上で作業する、上司の指示に誤りがあれば、上司に相談する。この当たり前の作業を行うことで、「あいつに頼めば大丈夫」と上司からの信頼を得ることができます。

行動3:担当作業に責任を持つ

担当作業に責任を持つ

自分に与えられた作業をスケジュール内に終わらせることは当たり前のことです。

しかし、この当たり前のことができていない人がたくさんいます。

システム開発は、要件定義・設計・製造・試験というフェーズにわかれています。毎回同じであれば、この作業は〇〇日あれば終わると感覚でわかるようになるが、作るシステムは毎回違います。

システムが変われば使っている言語、フレームワーク、各現場のルール・やり方も変わる可能性があります。そうなると、自分の担当作業がスケジュールどおりに終わるか、それを作業前(もしくは作業中に判断するのは意外に難しいことです。

そのため、たいていどの現場でもスケジュールどおりに作業を進められない人がでてきます。スケジュールどおりに作業を進めることは大切なことですが、どうしてもスケジュールどおりに作業を進められないこともあります。(もともとのスケジュールに無理があった、想定していたより難しい機能だったなど、理由はさまざまです。)

ここで大切なのが「担当作業に責任を持つ」ということです。

責任感がない人には、重要な作業をお願いできません。責任感がない人は行動が遅い傾向があります。

責任感がない人の行動

  • あきらかに作業が遅れているが、毎日定時で帰る
  • 作業が遅れているにもかかわらず、上司に相談しない
  • 作業見積もりができていない(していない)ので、どれくらい遅れているのか本人もわかっていない
  • スケジュールどおりに終わらないことが当たり前になっている、行動しない。

それに対し、責任がある人には安心して作業を任せられます。スケジュールどおりに作業を終わらせるためにはどうすればよいか考えて行動してくれるからです。

責任感がある人の行動

  • 作業が遅れている場合は、残業して対応する
  • 作業が遅れが深刻のときは、早めに上司に相談し、なぜ作業が遅れているのか、どうリカバリするか相談してくれる。
  • 作業見積もりができているので、大幅な作業の遅れはほとんど発生しない
  • スケジュールどおりに作業を終わらせることは当たり前と考え、行動する。

コミュニケーション能力が低くても「責任感」を持って行動することで、上司から頼られる存在になることはできます。

終わりに

本記事では「人見知りでも管理者になれる!昇進できる!」というテーマについて、IT業界で約20年間働いている僕が感じた具体的な方法を紹介しました。

コミュニケーション能力は高い方がよいです。それはわかりきったことです。

ただコミュニケーション能力が低くても、上司からの信頼を勝ち取ることができれば昇進できるはずです。

まとめ

  • 信頼を勝ち取る行動1:面倒な作業を快く引き受ける
  • 信頼を勝ち取る行動2:「イエスマン」になってはいけない
  • 信頼を勝ち取る行動3:担当作業に責任を持つ

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