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なぜラーメンを食べるとお腹を壊すのか?原因は「かんすい」だった

この間、大好きなラーメンを食べたのですが、その日の夜、何度もお腹を下し(下痢)大変でした。

そういえばラーメンを食べた後はお腹が痛くなることが多いと思い、インターネットで調べて見ると「かんすい」が原因であることがわかりました。

そして、「バリカタ」のような硬めの麺を食べることで、「かんすい」が悪さをしてお腹を壊すようです。

まつ
まつ

そういえば、お腹を壊した日は「カタ」(硬めの麺)でラーメンを注文し、さらに替え玉で「バリカタ」(カタより硬い麺)を食べました・・・。

かんすいとは?

かんすいは、中華麺などの製造に使うアルカリ塩水溶液で、小麦粉に混ぜることで柔らかさや弾力性をもたせるものです。

中華麺特有の麺の風味感触色合いは、かん水を入れることにより生じるため、ラーメンで使う中華麺には欠かせません。

例えば、「うどん」と「ラーメンの中華麺」はどちらも小麦粉で作られている麺ですが、匂いだったり・食感だったりと根本的に違います。麺の太さや水分量など細かい違いはありますが、一番の違いは「かんすい」が入っているかどうかです。

ラーメンの中華麺には「かんすい」が入っているが、うどんには入っていません。

「生めん類の表示に関する公正競争規約」の「中華麺」の定義でも、「中華麺」には「小麦粉にかんすいを加えたもの」と書かれています。

2 この規約で 「うどん」とは、ひらめん、ひやむぎ、そうめん、その他名称のいかんを問わず小麦粉に水を加えて練り合わせた後製めんしたもの又は製めんした後加工したものをいう。

4 この規約で「中華めん」とは、小麦粉にかんすい(唐あくを含む。)を加えて練り合わせた後製めんしたもの又は製めんした後加工したものをいう。

引用:生めん類の表示に関する公正競争規約

「かんすい」はラーメンの麺を美味しくするためには、必要不可欠なものなのです。

なぜ中華麺に入っている「かんすい」でお腹を壊すのか?

豚骨ラーメン

「かんすい」は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどのアルカリ性が主原料となっているため、大量に摂取したり、お腹が弱い人の場合、下痢になることがあります。

「かんすい」でお腹を下すのであれば、ラーメンを食べたら必ずお腹痛くなるのでは?と思ってしまいますが、そうではなく「バリカタ」や「ハリガネ」のような硬めの麺が原因です。

「かんすい」が入った中華麺はしっかりと茹でると「かんすい」が抜けていきます。

なので「普通」もしくは「やわ」で食べるとかん水臭さもなくなり美味しくいただけますが、硬めに茹でると「かんすい」が残り、お腹が痛くなることがあります。

「バリカタ」は、主に博多ラーメンで用いられる言葉ですが、「バリカタ」で有名な博多の方では極端に細い麺を使っているため、茹で時間が短くても美味しくいただけるのですが、そうではない店での「バリカタ」には注意が必要です。

また、九州の豚骨ラーメン店では「バリカタ」の注文はほとんどなく、「麺硬めお断り」という店も存在しています。(普通もしくはやわを好んで食べる人が多いようです。)

ただ「豚骨ラーメン = バリカタが美味しい」というイメージを持っている人は意外に多いと思います。僕もそのイメージを持っていたので、よく「バリカタ」で注文していました。そして、ラーメンを食べたあとは、だいたいお腹を壊していました。

もし僕のように硬めの麺を好んで、毎回のようにお腹を壊しているのであれば、次回は「普通」もしくは「やわ」で頼んでみてはいかがでしょうか。きっとお腹を壊すことなく美味しくいただけます。

正しい知識を身に着けて、美味しいラーメンを食べましょう。

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