現場でシステムエンジニアとして仕事をしていた僕ですが、ある日、社長に呼び出され「部長になれ」と言われ、人見知りの僕が部長になりました。
本記事では、そんな新任部長の経験談を記事にしています。
目次
部長に昇進:怒涛の1週間
昇進前:はじめての予算会議
部には予算があります。僕の会社は10月が上期、4月が下期となっており、僕の初仕事は予算を作ることです。
社長から「売上○○% アップ」「利益率○○% 以上」と目標が設定されているため、その目標が達成できるように予算を作っていきます。
予算の作り方は、前部長に教わりながら作ったので、苦労しませんでしたが、予算会議では、社長や役員の人たちを前に部の予算を説明、そして予算通りにするには、具体的にどういう計画なのかを説明していきます。
また質問がくるので、相手が納得してくれるように質問に回答していきます。
頭真っ白で、ほんとクタクタでした。
部長昇進1日目:先輩社員に気を使われてる気がする
僕はだいぶ前から部長になることを知っていましたが、ほとんどの社員は、会社からのお知らせで僕が部長になったことを知ります。
そのため、会社に出社すると、先輩社員から気を使われているような気が... (気にしすぎかもしれませんが)
会社の係長や課長のほとんどが、僕より年上です。こちらから、気軽に話かけづらいですし、相手からも話しかけられません。
普段からのコミュニケーションってほんと大切なんだな、と改めて痛感しました。
部長昇進1日目:何をすればいいかわからない
プレッシャーに押しつぶされそうになりながら会社で作業していると「何をすればいいかわからない」、いきなり壁にぶつかります。
前部長を捕まえて「何をすればいいですか?」と聞くこともできますが、前部長も次の仕事をしており、質問丸投げだと困ると思ったので、まず次のことを洗い出すことに。
- 直近やらなければいけないこと
- わからないこと
- 部長職になってやるべきこと
この3点について、自分がわかる範囲で洗い出し、その後、前部長に時間を作ってもらい、不明点を少しずつ"見える化"していきました。
部長昇進2日目:50代エンジニアの現場探し
前部長に「直近やらなければいけないこと」を確認したところ、50代エンジニアの次現場がまだ決まっていないことがわかりました。
僕の部は基本、客先常駐を軸としているため、エンジニアのほとんどがお客様先で働いています。そのため、待機要員がいると売上があがらず、部の予算に影響します。(1人くらい問題ありませんが、小さい積み重ねは、あとあと影響することもあるので、なんとかしたい)
当分、前部長も手伝ってくれるみたいなので、ホッとしましたが、前部長にすべてをお願いするわけにはいけません。
自分にできることは、これまで自分がお世話になったお客様に対して、営業することくらいです。
部長になって初めて、営業メール投げてみました。
「時間かかりすぎだー」と言われるくらい、何度も文章を読み直して、ミスがないかを何度も確認してから送信しました。メール書くだけでぐったりです。
部長昇進4日目:現場からクレームが入る
前部長から連絡が来て、現場からクレームが入っているとのこと。
なにやら勤怠が悪い社員がいて、その社員との契約を終了したいというのです。契約を終了すること自体は問題ないのですが、勤怠が悪い社員をどう改善させるか、というミッションがやってきます。
勤怠が改善されなければ、新しい現場に入っても同じことを繰り返すだけです。前部長と相談し、対策を考える必要があります。
部長昇進5日目:役職者の会議を開催する
部長になったので、役職者を集めた会議を開く必要があります。
役職者を集めた会議では「今期の予算説明」「組織変更の説明」「各現場の状況確認」などをする必要があり、その案内メールを送信しました。
名前や顔を知らない人もたくさんいます。メールを送るだけでもドキドキです。(部には100人近い人がいるので、役職者だけでも相当な人数がいる)
会議当日は、ぐったりなんだろうなー.....いまから想像できます。
部長昇進1週間:インフルエンザでダウンする
普段から部長をやっている人にとっては、大したことのない内容だと思いますが、新任の僕には怒涛の1週間でした。
そして、週末になり、疲れ果てた体。
なにやら体がだるいと思い熱を測ると「39.3度」、一日寝てましたが、一向に治る気配はなく、むしろしんどくなってきたので、病院に行くとインフルエンザと診断されました。
あたらめてメンタルの弱さを痛感しました。ただインフルのおかげで数日間はほとんど寝てたので、疲れは取れた気がします。(熱が高いときはしんどかったですが...)
慣れない部長職の仕事です。慣れるまで大変なのは覚悟の上です。
ただ、もう少し楽観的な気持ちで仕事に取り込もうと思いました。始めから気合入りすぎてた気がします。